スバル史上最高額となる700万円近い価格で限定400台で販売された、WRX STIの最上級グレードと言って良い「S207」は、受注開始の当日中に完売となってしまい話題となりました。
328馬力を発揮するエンジンが搭載され、それを受け止めるためにボディやシャシーは剛性感が高められています。
しかし、ベース車の「WRX STI」と比べると、とてもしなやかな足回りが特徴です。
スバルではこの「S207」を、「運転が上手くなる車」を徹底的に追及し、運動性能を磨き上げたコンプリートカーと紹介しています。
そのためテクニックがないと乗ることができないようなクルマではありません。
ハイパワーエンジンもさることながら、国内メーカー初となる専用開発のビルシュタイン製減衰力可変ダンパーが非常に効いていて、スポーティな操縦安定性と上級車の乗り心地を、より高い次元で融合することに成功しました。
また内装面でも、RECARO製バケットタイプフロントシートは非常に上質なセミアニリンレザーでできています。
見た目の色合いも美しく、肌触りも心地よいものです。新車価格は700万円近くしても、限定400台と希少性の高さにより、中古車にプレミア価格がつくのは間違いないことでしょう。